お部屋で待機中なので伺ってみましょう。
雰囲気が伝われば幸いにございます。
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「失礼します」
「あ、お疲れ様ですぅ~」
「・・・小瓶の山、何やってんですか?」
「来月に泡盛マイスターの試験があるんです~テイスティングの勉強中なんで手短にお願いします~」
「魚の干物もありますけど・・・」
「そ、それは干物マイスターの試験が・・・」
「それはただ飲みたいだけじゃ・・・」
「し、試験勉強中なんでもういいですか!?」
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「追い出されたな・・・失礼します」
「あ、お疲れ様ですぅ~☆」
パシャ!パシャ!
「写メ日記用の画像撮りですか?今日も素晴らしいコスプレですね」
「いえ!これは夏コミ用です!」
「夏!?・・・まだ初春ですが・・・」
「ダメです!夏コミの戦いはもう始まっているんです!!」
「そうですか、始まってるのでは仕方ない。絶対に勝ってください。」
「はい!勝ちます!!」
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「コスプレの勝ち負けってどうやって決めるんだろう?・・・失礼します」
「あ、お疲れ様です・・・」
「何してんですか?」
「こっくりさんとお話中です」
「それは丁度良かったです、新しい源氏名がなかなか思いつかなくて・・・お知恵を拝借願えますか?」
「OKだそうです」
「ありがとうございます」
「・・・」
「「リ・キッ・ド・テ・ン・ショ・ン・エ・ク・ス・ぺ・リ・メ・ン・ト」」
「Liquid Tension Experiment・・・」
「ふざけんな!Dream Theaterのメンバーを中心に同バンドの別プロジェクトとして結成されたバンドじゃねーか!源氏名関係ねぇよ!!」
ガキ!グギギギギギギ!!
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「嗚呼!!こっくりさんが怒ってロメロスペシャルを!!」
ググググググ・・・
「なんてことかしら!あの体勢から器用に動いて私の正面に・・・!!」
「止めてー!恥ずかしいから見ないでー!!」
「こっくりさん!レッドブルあげるからもうやめてあげてー!!」
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「くっそ・・・あのこっくりさん、次は全裸にフルボッキで呼び出してやる・・・いてて、失礼します」
「あ、お疲れ様ッス」
「何してんですか?」
「イメージトレーニング中ッス」
「?」
「シッ!!」
ガッ!!ビシッ!!バキッ!!
「こ、これは・・・!!」
「見えますか?」
「巨大カマキリ!!」
「ええ、戦いに相手を選べません」
「一流になるとイメージトレーニングの相手すら見えるのか!?」
「いえ、オヤジを倒すまではまだまだッス」
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「すげーな、すげーけど、どこに向かってんだろあの娘・・・失礼します」
「『素数』を数えるんだ…『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字…わたしに勇気を与えてくれる」
「誰やねんお前!!」
「私はプッチ」
「うちにそんな女の子おらへんわ!!ていうか男やんけ!!なにしとんねん!!」
「メイド・イン・ヘブン!!」
「ゴレンジャイ!!」
「なんだそれは新手のスタンドか!!」
「うっさい!関西に住んでて真のヒーローを知らん奴はただのもぐりや!!」
「ぬ・・・関西人のもぐりなど必要性があるのか!!」
「あらへんわ!!」
「!?めちゃくちゃではないか!!」
「オチがついたら何でもええんや!!」
「!?オチとはなんだ!!」
「聖書がオチを教えてくれるか!!落語でも見に行け!!新喜劇を研究しろ!!」
「神を愚弄するのか!!」
「で!?」
「で?」
「からの!?」
「か、からの?」
「オチ!!カモン!!オチ!!」
「オ、オチ?」
「笑い所や!!こんだけ期待させといて出オチなんかしょっぱいこと言いなや!!」
「そ、それは用意してない・・・私が勝利するスタンド・バトルしか考えていない」
「アカーン!!話にならーん!!撤収ー!!終ー了ー!!」
「ちょっと待って・・・!!」
「オチができたらコールしてください!!ソレマデカエレルトオモウナヨ・・・」
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如何でしょうか?
当店在籍女性の雰囲気に何一つ掠っていませんが、伝わりましたでしょうか?
そんな銀馬車では、雰囲気や小宇宙や魔闘気やチャクラ等を御召になられている女性を募集中。
夏コミへの参加を画策中の銀馬車に協力してくれる男子スタッフ募集中。